中島 康成
所属企業： 北海道ポラコン株式会社
ホームページ：https://poracon.jp/
業種：
①浸透用製品および集水用製品の製造販売
②透水性、保水性舗装ブロックの製造販売
③透水性河川ブロックの製造販売
④浸透施設、集水施設の設計
⑤現地浸透試験（計画・試験・解析・実施設の設計）・土質調査
⑥コンクリート製品洗浄事業
⑦外構工事事業
⑧その他土木工事
どんなお仕事をされていますか？
水を通す多孔質のコンクリート、ポーラスコンクリートの企画、製造、販売を主業務とする今年で51年目を迎える会社です。本社は札幌ですが工場は栗山町にあり、全道を販売対象エリアとして営業しています。都市型洪水の抑制、低減をするために地中に埋設して使用されているのですが、当社はただのメーカーではなく、公共・民間工事を問わず雨水流出抑制全般をコンサルテーションする点が差別化ポイントとなり、ビジネスモデルの肝となります。そのノウハウは防災大国の我が国で磨かれたものでして、最近の地球温暖化に起因すると考えられる急激な気候変動の中にあって改めて注目をされています。2018年からは外務省の外郭団体である独立行政法人国際協力機構（JICA）からの依頼を受け、当社のノウハウをインドネシアに技術移転するプロジェクトを継続しています。
また子会社であるR-e（株）では、「着ることでカラダの課題を解決する」という‘アパレルベンチャー’として様々な商品の開発、事業化に取り組んでいます。メインの売上はレアメタルであるニッケルのパウダーを練り込んだ特殊繊維を使用した抗菌性の靴下、インソールでして、ECサイトではお世辞のような高レビューが並び、商品がかなり認知されてきました。それ以外にも数年かけて開発をしている商品がこれからの事業化を控えています。
入会したきっかけを教えてください。
私自身は社会人としてのキャリアを北海道銀行でスタートしているのですが、その中、３年ほど国際部付けで海外（中国北京）に駐在する機会をいただきました。駐在時は、道庁、札幌市、札幌商工会議所などと連携して各種事業を行ったのですが、所属していた皆さんには大変良くしていただき、その中で特に札幌商工会議所国際部に当時いらっしゃった小松さん（現在は退職）にずっと懇意にしていただきました。
その後私が北海道銀行を退職し、ベンチャー企業を経て、今の北海道ポラコンに入社するのですが、2016年に上記の小松さんに「なかじ、今度商工会議所に青年部というのが立ち上がるから、なかじも入って同年代の経営者と色々と繋がりを作ると良いよ」と言われ、よくわからないまま入会し、創立記念式典に出席しました。
それまで各経済団体での活動を全くしてこなかった私は札幌YEG内にはほぼ知り合いがおらず、大変心細かったのを覚えています。ですが、せっかく入ったのだから、と気合いを入れて毎回参加しているうちに、色々と役を任せていただけるようになりあっという間に今に至ります。
入会して良かったことを教えてください。
たくさんありますが、敢えて絞って３つ挙げたいと思います。まずは「委員会や事業を通して活動することで、各メンバーと非常に親しい関係が構築でき、その上でビジネスについて色々と深く話を聞くことができる」という点です。‘麻雀で人となりが分かる’という言葉がありますが、YEGの活動を通して、その方の人となりや会社のことを深く知ることができます。これは経営者になると中々得難い経験であり、その過程が私も会社も成長させてくれたと本当に感謝しています。
そして「各役回りを得て、役割に徹する」というのも良い点です。未だに思うのですが、もし自分がまだ銀行員だったとしたら、札幌YEGのメンバーの皆さんはお客様であり、話すことも恐縮してしまうと思います。ですが、会長方針や委員会方針のもと役職を担うにはある程度の割り切りが必要です。役が自分の器や会社の規模に比べて大きいと思うことも沢山あります。1年通して活動する中でやり切ること、これは絶対に成長の糧となると思っています。中学生の制服じゃないですが、買った当初はブカブカでも1年後にはちょうど良くなる、という感覚を持てるように毎年度努力しています。
最後に、今北海道YEGで代表役員をやらせていただいて「仲間が全道、および全国にできる」というところでしょうか？‘Think Globally, Act Locally’ですね！
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